今回は、不安を抱えがちな人におすすめな本「道は開ける」を紹介します。
仕事や家庭、将来のことなどで、大きな不安を抱えている人も多いと思います。
僕も気持ちが落ち着かないときがあるのですが、そんなときはこの本を開き、目についたページを少し眺めたり、通勤中にオーディオブックで聞いたりしています。それだけで少し気持ちが落ち着くのです。
どこかのレビューに「読む薬」と書かれていましたが、まさにその言葉がぴったりな1冊です。
膨大な実名のエピソードに励まされる
本書には、悩みを抱え、悩みを克服した人の体験談が、実名で、かなりの数収められています。一つ一つの体験談は生々しいドキュメンタリーとして記述されており、読むことでその人の経験を追体験できます。
この体験談が豊富なところが、この本を読むと気持ちが落ち着く理由だと思います。悩みを抱え、それに打ち克った人の体験談を読むだけで、なぜだか励まされます。
掲載された内容はすべて効果が検証済み
本書の著者であるデール・カーネギーは、様々な職業を経験した後、成人向けの話し方教室の講師となります。そこで教える中で、非常に多くの人にとって「悩み」が重大な問題であると気づいたそうです。
五年の間、悩みを克服するための私自身の成人クラスという実験室で研究をつづけたのである。私の知る限りでは、これこそ世界に例のない最初にして唯一の実験室だった。
彼は、世の中の悩み解消を調べ、自らの教室の生徒に試してもらい、効果を確認したそうです。また、悩みに打ち勝った人の体験談を募集し、その方法を他の生徒にも試してもらったそうです。
僕は自己啓発系の本を読むときに、その本に書かれていることは「その著者の場合には偶然うまく行っただけ」の話か、「一般的に効果があると検証された」話かが気になります。その点、本書で紹介されている悩みの克服法はすべてこのように効果を確認されたものであると明記されていることから、安心して読むことができました。
効果を得るには意識を変える必要あり
この本に掲載されている「悩みを克服する方法」には、小手先のテクニックはありません。ほとんどは、現状に対する自分の考え方、意識を変えることを求めるものです。
本書の中にまとめられた「鉄則」の中から、いくつか紹介したいと思います。
・気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱してはならない。
「小事にこだわるには人生はあまりにも短い」
厄介事を数え上げるな、恵まれているものを数えてみよう。
他人の真似をするな。自己を発見し、自己に徹しよう。
本書で紹介されている「悩みを克服する方法」は、上記のように格言のような内容です。正直、これを読んだからと言ってすぐに不安が消えてなくなるわけではないと思います。僕は、書かれた内容を意識に刷り込むように、染み込ませるように繰り返し読んでします。
オーディオブックもおすすめ
書かれた内容を意識に刷り込むという意味では、オーディオブックで聞くのもよいと思います。僕も毎日通勤中に聞いています。
Amazonで配信されているaudible版は、古谷徹さんの落ち着いたナレーションでおすすめです。
audible本は単体で買うと高価ですが、audible会員になると1冊無料でもらえて、audibleを退会しても手元に残ります。無料でもらう1冊としても「道は開ける」はおすすめです。
まとめ
今回は、不安を抱える人に読んでもらいたい1冊「道は開ける」を紹介しました。
それでは、また。