どうも、ヤンセンです。
ある時期からふと思い立って英語の勉強を開始し、先日TOEICで900点を取得することができました。そこで、TOEIC900点を取るまでに自分がどんな勉強をしてきたのか、自分の備忘録も兼ねて紹介したいと思います。英語学習に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。
TOEIC900点までの学習記録
学習開始前の英語力
今回紹介する学習内容を始める前の時点で、僕のTOEICスコアは700点ありました。ただ、TOEICを受ける度、リスニングもリーディングも“全然わからんけどとりあえずこれかな?“みたいな感じで回答していて、体感的には700点あるという感覚はありませんでした。
また、僕の学歴は高専→大学編入(推薦)→大学院(推薦)で、いわゆる受験英語の勉強は全くやったことがありません。
そんな僕ですが、21年5月、GW休み中に独学大全を読んだことをきっかけに、“何か勉強しようかな?“と軽い気持ちで思い立ち、英語の勉強を開始します。ちなみに、その時同時に数学もやり始めたのですが、数学は文字通りの三日坊主で全然続きませんでした。
21年5月に英語学習を思い立ってから今に至るまで、ざっくり3つの時期に分けてやったことを説明します。
英語学習思い立ち期
英語学習を思い立った後、ネットで色々と勉強法を調べ、発音と瞬間英作文から取り組むことにしました。発音については「英語耳」、瞬間英作文については「毎日の英文法」を購入し、それぞれやり始めましたが、「毎日の英文法」は、2週間も持たずに辞めてしまったと思います。
「英語耳」については、車通勤しているので、車内でひたすら音源を聴きながらリピーティングするのを10周くらいやりました。このトレーニングをするまでは、発音記号も読めなかったので、発音記号と音が頭の中で紐づいたという意味では効果があったと思います。
ダラダラ期
ふと思い立って、これといった目標もなく始めた英語学習ですので、モチベーションは長くは続きませんでした。英語耳は21年6月ごろにはやらなくなっており、その後はたまに英語学習系のYoutubeを見ていたくらいで、覚えている限り22年3月ごろまで勉強らしい勉強はしていなかったと思います。
その後22年3月にスタディサプリEnglishを始めます。始めたきっかけは、会社の福利厚生で料金が割引になるプランがあったからです。
スタディサプリEnglishは1ヶ月半くらいぼちぼちやっていましたが、いまいち気分が乗らず、結局やらなくなり退会しました。代わりに、Youtubeでおすすめされていたキク英文法を開始します。
ただ、スタディサプリをやったことで英語を勉強しようというモチベーションは少し復活したので、とりあえずTOEICを受けてみることにします。この時点では、本格的に英語学習を始める前の実力把握、ビフォーアフターのビフォーの点数を確認しておこうというくらいの気持ちでした。
ですが、予想外にもここで過去最高点の785点を取れてしまいました。それで急にテンションが上がり、“英語勉強したくて仕方ない“という確変状態に入ります。やっぱり、できなかったことができるようになるのって快感なんですよね。
やる気出し期
TOEICで高得点をとったことでモチベーションが上がり、このあたりからほぼ毎日継続的に勉強をするようになります。
まずは、引き続き「キク英文法」をやりました。キク英文法は、最終的に本文の通読3.5周、精聴・シャドーイングを合わせて10〜20周くらいやりました。キク英文法に絞って2ヶ月勉強した結果、22年4月:785点→22年6月:845点と、60点アップしました。主に車通勤中に勉強していたため、精聴・シャドーイングという音声中心の勉強をしていたのですが、結果的にリスニングにはかなり役立ちました。
「キク英文法」は文法項目を8〜9割くらい理解したところで飽きてきたので辞めて、TOEIC対策の定番、「金のフレーズ」に取り組みました。こちらも、見出し語1000語のうち、9割くらいは覚えたところで飽きてきて辞めました。
その後、22年8月ごろから洋書の多読を開始します。ネットで勉強法について調べているうちに「SSS式」の多読法をたまたま見つけたのがきっかけです。当時、自分の抱えていたジレンマとして、「英語の勉強をしていると、趣味の読書する時間がとれなくなる」というのがありました。多読をしていると、読書欲を満たしつつ勉強にもなるという一石二鳥なところが気に入って、これ以降は多読中心に行なっています。(というか、多読は勉強という感覚がなく楽しいので、これをやり始めてから、他のいわゆる“お勉強“をやる気が失せてきた)
多読では、まずはOxford Reading TreeのStage5以降を一通り読みました。読む本は主に図書館で調達しているのですが、当初読んでいた本はレベルも低く、すぐ読み終わってしまうので、最寄りの図書館と隣市の図書館を両方使って、週30冊くらいのペースで読んでいました。その後も主に児童書中心に読み進め、読んだ量は2ヶ月半で約40万語に到達しています。また、最近は多読だけでなく、英語のYoutubeやオーディオブックを使った多聴にも取り組んでいます。
TOEIC900点をとった時には、30万語程度多読していたのですが、その効果はかなりのものでした。洋書を読んでいる時は気づきませんでしたが、リーディングパートの長文を読む時の感覚が、多読開始前に受験した際とは全く異なり、スッと頭に入ってくる感覚がありました。
TOEIC900点をとってから何を勉強するか
元々特に目標もなく始めた英語学習で、TOEIC900点まで到達しましたが、特に目的もなく趣味としてやっている英語学習なので、これ以降どこに目標を置いて勉強するかは現在ちょっと迷っています。正直、TOEICはもういいかな、という気がしているので、次は英検か英会話の実践に取り組もうと考えています。
と、ここまでTOEIC900点を取るまでにやった勉強法について紹介してみました。我ながらとても行き当たりばったりでお恥ずかしいです。ただ、今振り返ってみると、効果があった学習法については、取り組んでいる際に“自分が何のためにこれをやっているのか“という明確なイメージがあったものばかりだと思います。自分の足りていない能力を確認し、そこを埋めるためには何をすれば良いかという点について、自分で確信を持って取り組んでいる時は、やり方も色々工夫しますし、“今のやり方が目的に見合っているか“という自問自答が生まれるため、成果が出やすいと思います。
今回色々紹介した学習法・参考書などについて、機会があればまた紹介したいと思います。それでは、また。